4.9. モザイク...

4.9.1. 概観

図16.55 モザイクフィルタの適用例

「モザイク」フィルタの適用例

元画像

「モザイク」フィルタの適用例

モザイクフィルタ適用後


モザイク... フィルタは活性レイヤーもしくはその選択範囲をたくさんの不定形な四角形や多角形に切り分け、 それぞれをちょっとだけ盛り上げ、 互いの接面に隙間を空けて、 まるでモザイク画のように見える加工をします。

4.9.2. フィルタの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより フィルタ変形モザイク...

4.9.3. オプション

図16.56 モザイクフィルタのオプション

「モザイク」フィルタのオプション

プレビュー

プレビュー オプションを有効にしておれば画像に実際にフィルタをかける前からダイアログ上で調節したとおりに即座に効果のようすが見て分かるようになっています。 お使いのコンピュータが処理に時間を多く費すときはプレビューにチェックを入れっぱなしにしないのがコツです。

タイルの形状

この引き出しメニューから選んでください。 タイル均整度 が1.00 未満の場合は大きさも不揃いで不等辺な形状が使われます。

四角形

六角形

八角形と四角形

三角形

タイルサイズ

スライダか数値記入欄でタイル表面の大きさが設定できます。 5.0 から 100.0 までの範囲があります。

タイル高

タイルの出っ張りや盛り上がりです。 1.0 ピクセルから 50.0 ピクセルの範囲で照らし出される縁の幅を設定します。

タイル間隔

タイルの継ぎ目の太さです。 1.0 ピクセルから 50.0 ピクセルまでの範囲で指定してください。

タイル均整度

値を 1.00 に設定するとほとんどのタイルの寸法が同じになります。 0.00 にした場合は勝手気儘な寸法が選ばれタイルの形状が最も多彩になります。

光の方向

初期設定では光源が左上隅 (135°) から照らします。 この方角を 0° から 360° の範囲で (0° は右方向から。 反時計回り) 指定してください。

色の種類

色の平均を取る オプションを有効にしている場合タイルひとつにつき 1 色となるので結果的に元画像に比べて色数が減少します。 この 色の種類 の値により僅かですがその色数を増やせます。 0.00 から 1.00 の範囲で指定してください。

滑らかに

このオプションは各細片の輪郭が斜線や曲線のとき階段状に描かれるのを柔らげます。

色の平均を取る

このオプションを無効にすると、 各タイルはジグソーパズルのピースのように元の画像の断片が見えます。 有効にすると各タイルはすべての色の平均色で均一に塗られます。

タイル分割を許可

このオプションは多くの色が含まれるタイルを細分化するので色の変化がよりよく表現されその部分の詳しさが向上します。

へこんだ表面

タイル表面の細かな起伏を表現します。

前景/背景 光源

このオプションを有効にすると、 ツールボックスの色標識の現在の色に従い描画色でタイルを照らし背景色で影を描きます。 タイルの継ぎ目は背景色が使われます。