4.13. 波紋...

4.13.1. 概観

図16.66 波紋フィルタの使用例

「波紋」フィルタの使用例

元画像

「波紋」フィルタの使用例

波紋フィルタ適用後


波紋... フィルタは活性レイヤーもしくはその選択範囲の画素を波の形にずらし、 まるでゆれる水面に写った風景のような画像にします。

4.13.2. フィルタの呼び出し方

画像ウィンドウのメニューより フィルタ変形波紋...

4.13.3. オプション

図16.67 波紋フィルタのオプション

「波紋」フィルタのオプション

プレビュー

プレビュー オプションを有効にしておれば画像に実際にフィルタをかける前からダイアログ上で調節したとおりに即座に効果のようすが見て分かるようになっています。

オプション
滑らかに

変形の過程で拡大・縮小されることもある画像の輪郭線をアンチエイリアス化して見栄えをよくします。

タイルメモリを保持する

元画像がタイル化可能なパターンだった場合にこのオプションを使うと継ぎ目のない特性を維持できます。

向き

波の進行方向を 水平垂直 のいずれかから選びます。

周辺部

波紋フィルタは画素の位置をずらすので画像の周辺部に隙間が空いてしまうでしょう。

  • 回り込み は画像からはみ出した画素を反対側の辺に空いた隙間に入れます。

  • ぼかす は空いた隙間を埋めるため近接する画素の色を拡散させます。

  • 空白 の場合はレイヤーにアルファチャンネルがあれば空いた隙間の画素は完全透過しますが、 アルファチャンネルがなければ黒く塗られます。

波の種類

のこぎり歯と正弦波 (余弦波) からいずれかを選んでください。

  • 鋸歯

  • サイン波

波長

波長 は 0 から 200 ピクセルの範囲で指定します。

振幅

振幅 は 0 から 200 ピクセルの範囲で指定します。

位相変位

位相変位 は角度を 0 から 360 までの範囲で指定します。 一度処理した画像にもう一度このフィルタを180度ずらした位相でかけると最初の画像とほとんど同じ画像に戻ります。