6.24. フォルダー

図15.114 設定 基本のフォルダーのページ

設定 基本のフォルダーのページ

このページでは GIMP が一時的なファイルを置くための 2 箇所の重要なフォルダーの位置を設定できます。 このページ以降では GIMP で扱うたとえばブラシのようなファイル資材を探し出す位置を、 個別に設定できるようになっています。 それぞれの説明が次項 データフォルダー にあります。ここに示されたフォルダー以外の位置を指定する場合は、 引き出しメニューから選択するか、 その下端にある その他... をクリックしておのおののフォルダー選択ダイアログで指定してください。

フォルダー

Temporary folder

このフォルダーは一時的に発生するファイルを置くために使われます。 これらのファイルは作業用データを暫時保存するために作成され、 その GIMP 操作の期間内に消去されます。 大きな容量も高い性能も必要ありません。 初期設定では個人用 GIMP 内の tmp というサブディレクトリーが使われますが、 ディスク残量がたいへん窮屈になっていたり重大な性能問題がある場合には、 ここで他のディレクトリーに替えましょう。 ただしそのディレクトリーが存在し、 なおかつそのディレクトリーに対する読み書きの権限が必要です。 無ければまずいことになるでしょう。

スワップ用フォルダー

このフォルダーは GIMP で開かれたすべての画像とデータの容量が使用可能な RAM の限界を越してしまった場合のメモリー貯蔵庫として使われます。 とても大きな画像やレイヤーを多数持つ画像を扱ったり、 多数の画像を同時に開いたときに GIMP は可能性として数百メガバイトものスワップ空間を要求することになりうるのですが、 ディスク容量がどこまで利用可能かという問題やその性能についてはこのフォルダーに明確にかかっています。 初期設定ではここは GIMP の個人用ディレクトリー内に置かれますが、 もっと大きな容量のディスクや、 実際的に性能がより良いディスクが他にある場合には、 そちらにスワップフォルダーを移動すれば目に見えて恩恵を得るでしょう。 もちろんそのディレクトリーが必ず存在し、 書き込み権限を持っていなくてはなりません。