このダイアログは画像上のマウスポインター位置の画素について、 座標と、 今の色モデルに基づくチャンネル値を示すものであり、 ウィンドウを開いたままでもマウスの移動に合わせて即座にその位置と画素情報を反映し表示を変えます。
「バッファー」ダイアログはドッキング可能です。 その扱い方については 「ダイアログとその合体」 の節をご覧ください。
呼び出し方はつぎのとおりです。
from the main menu:
→ → .任意のドッキング可能なダイアログのボタンアイコン をクリックすると出てくるタブメニューより →
マウスポインターの位置がキャンバスの画像の左上角を原点として X (水平軸) と Y (垂直軸) の座標で表されます。
原点からの距離をインチ単位で表示しています。
この情報は選択範囲があるときに数値を表示します。 X と Y は矩形の選択範囲の、 あるいは不定形選択範囲を囲む最小の矩形枠の左上角の座標を示します。 高 と 幅 はこの矩形枠の高さと幅です。
この欄はこれ以外の選択範囲のために表示されたままですが、 いささか益体もない情報ですし境界枠は見えません。
ここに表示される数値は選択範囲が主眼のため、 他のツールを手に取った場合にピクセル情報が変化してもこの内容は同じままです。
選んだ 色モデル によってチャンネル値の表示は以下のように異なります。 2 つある引き出しメニュー内の項目は同一ですので、 相異なる色モデルを通した特定の画素の色の値の比較も楽にできます。 16進数 は HTML 表記法 に基づく色の値を示します。 それでは引き出しメニューで選べるモードをひとつずつ見てゆきましょう ( が初期値です)。
RGB チャンネルの値を表示します。 画素の R (赤)、 G (緑)、 B (青)、 A (不透明度) の各チャンネル値を 0 から 255 の範囲で表します。
RGB チャンネルの値を表示します。 画素の R (赤)、 G (緑)、 B (青)、 A (不透明度) の各チャンネル値を百分率で表します。 さらに画素の色を 16 進数で表示します。
HSV 成分です。 画素の H (色相) を角度で表示し、 S (彩度)、 V (明度)、 A (不透明度) の各値を百分率で表示します。
CMYK チャンネルの値です。 画素の C (シアン)、 M (マゼンタ)、 Y (イエロー)、 K (黒)、 A (不透明度) の各値を百分率で表示します。
このオプションを有効 (初期値) にすると、 採色はすべてのレイヤーを通して行なわれます。 [つまり見たままの色を拾います。] 無効にしたときは活性レイヤーだけから色を抽出します。